イタリア、深刻な森林火災のため南部地域に半年間の非常事態を宣言

イタリアで現地時間26日夜に閣僚会議が行われ、激しい森林火災のため、カラブリア州、モリーゼ州、サルデーニャ島、シチリア島の各地域に6か月の非常事態を宣言することを決定した。
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マリオ・ドラギ首相の提案により、イタリアのこれら南部地域に緊急事態の導入が決定した。

6月中旬、南イタリアの多くの地域を強烈な森林火災が襲った。アペニン山脈での火災によりすでに6人が犠牲者となった。

「今、すでに救えない国がある」 国連の地球温暖化に関する報告書

先に、この夏イタリアで起きた大規模な森林火災の数は3.5倍以上に増加したと報告された。政府にはおよそ10億ユーロの追加費用が必要となる。

欧州森林火災情報システム(EFFIS)によると、「2021年夏、熱波と放火により、イタリアでは大規模な火災が256%増加した。」数万ヘクタールの森林と牧草地が焼失し、これらの地域の森林生態系と伝統的な人間活動を完全に回復するには、平均して15年かかるという。

​8月中旬、シチリア島南東部でイタリアのみならず欧州全域での最高気温が記録され、温度計の目盛りは48.8度まで上昇した。

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