科学者らが警告 21世紀末までに世界海洋はどう変化するか

米ノースウェスタン大学 と メリーランド大学は、人類が二酸化炭素の放出量を削減しない場合、21世紀の終わりには世界海洋の95%の海面上で気候が変化すると警告した。予測の結果はオープンアクセスの学術誌「Scientific Reports」に掲載されている。
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研究者らは2014年までに世界海洋の海面上の気候の変化をモデル化し、気温上昇の最も低いシナリオ(RCP2.6シナリオ)と最も気温上昇が高くなるシナリオ(RCP8.5シナリオ)をはじめとする複数のシナリオを検討した。

予測ではRCP4.5シナリオでは現在の状況が変わらない限り、2100年までに海洋の36%が失われることが明らかになった。また放出量が高い, RCP8.5シナリオではこの数値は95%に達する。これによって水温も水の酸性度も上昇し、海洋の動植物相の成長に欠かせないミネラル物質の量も減ってしまう。

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