ロシア 電気モーター搭載の戦闘用パワードスーツを開発

ロシア国営企業「ロステック」は、モスクワ郊外で開催された国際軍事フォーラム「アルミヤ2021」で、将来の兵士が装備する可能性がある、戦闘用パワードスーツの最初のプロトタイプを開発した。このパワードスーツには電気モーターが搭載されている。
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この最新のパワードスーツは、2つのモードで作動する。起伏の多い地域や山間部での移動を想定したアクティブモードでは、バッテリーで駆動する電気モーターで人間の身体能力を高める。もう1つのパッシブモードを利用すると、平地で荷物を持った状態でも移動しやすくなるという。

同社の武器・弾薬・特殊化学の産業部門のベクハン・オズドエフ部長は、「パワードスーツは、モスクワ大学力学研究所の職員と共同で開発した。同大学の研究者は、このパワードスーツで運動器系への負荷を50%、走ったり歩いたりするときのエネルギーコストを15%削減させ、最大60キロの荷物を運ぶことを可能にし、自動小銃をより正確に(精度が20%向上)撃てるようにしたのだ」と語っている。

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