新型コロナウイルス

村上春樹氏、菅首相を批判 「見たいものだけ見ているのかもしれない」

日本の作家、村上春樹氏は29日、ラジオ番組で、日本の菅首相の新型コロナウイルスを巡る発言を批判した。日本のマスコミが報じた。
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9月の総選挙後に菅首相が現ポストに留任する可能性は?
日刊スポーツによると、村上氏は自らDJを務めるラジオ番組「村上RADIO」の「今日の言葉」のコーナーで、菅首相が7月の国際オリンピック委員会(IOC)の総会で「新型コロナ感染拡大は世界中で一進一退を繰り返しているが、ワクチン接種も始まり、長いトンネルにようやく出口が見え始めている」とあいさつしたことを紹介し、「僕はね、菅さんと同い年だけど、出口なんて全然、見えていません。この人、聞く耳をあまり持たないみたいだけど、目だけは良いのかもしれない。あるいは見たいものだけ見ているのかもしれない。どちらでしょうね?」と皮肉を交えて批判した。

その上で村上氏は「さて、現実には、なかなか出口が見えて来ない状況ですが、僕らは今、ここにあるものを何とか目いっぱい活用して、本当に出口が見えてくるまで、うまく生き延びて、やっていくしかありません」と呼びかけたという。

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