バイデン氏は夫人と共に米デラウェア州のドーバー空軍基地を訪問した。
同基地には祖国に輸送された米兵13人の遺体が到着し、兵士らは輸送機からマイクロバスへと棺を運び出した。棺は星条旗に包まれ、運び出された棺には大統領夫妻、アントニー・ブリンケン国務長官、ロイド・オースティン国防長官、その他の政府高官らが敬意を表し、手を胸に当てる姿が見られた。
アフガニスタンでは26日、空港通過ゲートの1カ所で自爆テロが発生し、米兵13人のほか、200人以上のアフガニスタン人が犠牲になった。
メディアは、過激派組織「イスラム国ホラサン州」(ISIS、IS、イスラム国、ダーイシュ、ロシアで活動禁止)の声明を引用し、空港への爆発は同組織の犯行によるものと報じた。バイデン大統領は同日、ISIS「ホラサン州」の指導者とその施設を標的とする作戦計画を練るよう軍に命じたと発表した。
米軍はこのテロを受け、首都カブールでドローンによる空爆を行い、ISISの戦闘員を殲滅した。ただし、この空爆では児童6人を含む9人の民間人も犠牲になった。
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