改正案は、手術室内に外部ネットワークとつながっていない監視カメラの設置を義務付けるというもの。患者からの要請があった場合、病院は撮影を断ることはできない。改正案は公布から2年後に施行される。
ロイター通信は、韓国はこうした規制を導入する初の先進国となると指摘している。
韓国では、外科医が適切な資格を持たない医療従事者に手術を委任するなどの事件が発生。違法な医療行為や医療事故の防止を求め、このような改正に至った。
1万3959人が参加した世論調査の結果によると、回答者の97.9%が手術室の監視カメラ設置義務化に賛成した。
一方、韓国の医療従事者協会は、こうした規制は医師が手術を拒む一因となり、患者と医師の信頼関係を損なうことにつながるとみなしている。
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