今年、プーチン大統領杯日本サンボ選手権はコロナウイルスの影響から2度開催が延期せざるを得なくなり、ギリギリまで実施されるのか分からない状況が続いた。しかし、出場選手数が規制されたにも関わらず、選手権は大いに盛り上がることとなった。
選手権では、男子58キロ級で優勝した馬場元気選手が最優秀選手賞を受賞。男子64キロ級では平野元大選手、71キロ級では萩原匡平選手、98キロ級では比嘉渉選手が優勝した。ミハイル・ガルージン駐日ロシア大使が受賞者への賞の授与を行った。
当日、スプートニク特派員は、大会実行委員長と日本サンボ連盟の副会長である浅井信幸氏と最優秀選手賞を受賞した馬場元気選手から、これまでの大会と今年の選手権の大きな違いについて、また、他の格闘技と比べサンボには特にどんな魅力があるのかについて話を聞くことができた。
日本でのサンボ選手権大会の開催に関しては、2010年にプーチン大統領と国際サンボ連盟のシェスタコフ会長、そして日本の著名な柔道家で日本オリンピック委員会会長を務める山下泰裕氏が懇談した際に発案された。