スノーデン氏はApple社について、ユーザーの金融データ、政治データなど、個人データへのアクセスは「境界を超えている」と指摘し、Appleが一度そうした前例を作り、ユーザーの機密データへのアクセスを開いてしまうと、同じことが二度と起こらないとはAppleは保証できないと警告している。
2020年、Apple社は自社の特殊アルゴリズムがiPhoneに保存された児童に対して暴力が振るわれたことを証明する動画、児童ポルノなど、特定のメディアコンテンツの検索を行っていることを認めた。Appleの技術についての情報は1年が経過して初めてユーザーの間に広まると波紋を呼び、プライバシーの原則を損なうと非難する公開書簡が送られた。
スノーデン氏は、「彼ら(Apple)はこれはみな、あなた方の安全とデータ保護のためですと美しい文言で包み込んでいるが、あちらの財産にあるものと、あなた方の財産の中にあるものという、ふたつの間には明確な境界線が存在する」とつけくわえた。
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