ヒジャブ着用の女性のみが教育と就労の権利を持つ=タリバン

イスラム主義組織「タリバン」(ロシアではテロ組織に指定、活動禁止)のスハイル・シャヒン報道官は、ヒジャブを着用した女性のみがアフガニスタンで教育と就労の権利を獲得すると表明したほか、他国の文化に干渉しないよう米国政府に要求した。
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シャヒン報道官は米Foxニュースの生中継に出演した中で、次のように発言した。
女性の権利は守られる。教育や就労の際に問題が起きることはない。しかし我々はお互いの文化に干渉すべきではない。ヒジャブを着用していない女性も教育を受ける権利があるという皆さんの発言は、文化に干渉する試みだ。皆さんのもとではそれが許される。我々の文化ではヒジャブをつけた場合にのみ教育と就労の権利が認められるのだ。
先にタリバンの幹部は、イスラム宗教者会議の場で女性のヒジャブ着用義務に関する問題が決定されると指摘していた。 また、別の幹部は新政府に女性閣僚は誕生しないとも表明していた。 
こうした表明を受け、首都カブールやヘラート州では女性活動家による抗議活動が行われた。参加者らは女性の権利保護と、政府への女性起用を要求していた。
タリバン、男女共学の廃止を表明
タリバンは政府軍への攻勢を強め、アフガニスタン情勢は直近の数週間で急激に悪化した。
タリバンは首都に侵攻し、大統領府を制圧した。アフガニスタンのアシュラフ・ガニー大統領は「大量殺戮阻止」を目的に祖国を離れた
タリバンの指導者は8月16日に戦争終結を宣言し、国家統治に関する形態を近く公表するとした。現時点でアフガニスタンでは全ての国境がタリバンの管理下に入っている。
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