展覧会では、ロシア保安庁、ロシア内務省、ロシアの外交文書、ハバロフスク州の国立文書館、グロデコフ記念ハバロフスク郷土博物館に保管されている数々の文書が展示されている。またこの展覧会では、旧日本軍の兵士たちが映された写真や軍事裁判にかけられた日本兵の個別の写真なども紹介されている。
祖国のために命を落とした人々の記憶を守ることを目的としたロシアの社会団体「ロシア捜索運動」のエレーナ・ツナエワ報道官は8月末、通信社「ロシア・トゥデイ」が開催したオンライン記者会見の中で、ハバロフスクの歴史についての文書を集めた書籍が、プロジェクト「時効なし」の枠内で出版されることを明らかにしていた。
国際フォーラム「ハバロフスク裁判:歴史的意義と現代的挑戦」はロシアで9月6日から7日にかけて開催されている。1949年のハバロフスク裁判により、第二次世界対戦の法的処理は終了した。9月6日に始まった国際フォーラムは東京裁判(1946-1948)の開始75周年を記念したものでもある。
ハバロフスク裁判により国際社会は旧日本軍が計画していた細菌兵器作戦を初めて知ることとなった。この作戦はソ連が1945年8月に極東制圧作戦を実行したことで阻止された。
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