新型コロナウイルス

WHO コロナウイルスは人類と生き続け、インフルエンザと同列のウイルスとなる

世界保健機関(WHO)で緊急事態対応責任者のマイク・ライアン氏は、人類がコロナウイルスに最終的に勝利する可能性についてWHOは極めて低いと見ていることを明らかにした。ライアン氏は、コロナウイルスは永遠に人類と共に生き続け、その最も危険な株がデルタ変異体だと指摘した。
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ライアン氏は「我々がウイルスを排除または根絶しようとしていると言われていたが、それは違う。そんなことが起きる確率は極めて低い」と述べ、コロナウイルスは「我々と共に残り、インフルエンザのパンデミックを起こすウイルスのように拡大し、我々に影響を及ぼすウイルスのひとつになる」と指摘した。
WHOは中でもデルタ変異体が感染性が高いため、最も危険が高いとみなしている。この見解はライアン氏だけでなく、WHOの感染症専門家のマリア・ファンケルクホーフェ氏も同様にもっており、デルタ変異体は2019年末に中国で検出されたコロナウイルスの変異体の中では感染性は他より2倍強いと指摘している。
これより前、WHOはコロンビアで初めて発見されたミュー株を、コロナウイルスの注目すべき変異型リストに追加した。ミュー変異体について科学者らの間からは、自然感染やワクチン接種によって獲得される免疫防御を回避するのではないかという見解が表されている
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