メーカーによれば、販売されるのはJB–12というモデルのジェットパックで、背面にジェットキャットタービンが3基、三角形に搭載されている。JB–12モデルは重量48キロ、最大推力は2.34キロニュートン、最大速度は時速193キロである。開発者らは、JB-11モデルのジェットパックはその構造からも重量からも、背中に背負うことはできないとしており、販売されるジェットパックも簡単に装着できるものではなく、またどこにでも好きな場所に飛んでいけるわけではないと説明している。
このように、まだ課題はいくつか残っているものの、新たなジェットパックは速度と機動力を兼ね備えており、ケロシン燃料を用いることで、過酸化水素燃料を使った従来のものの10倍から20倍長く飛行することができる。ジェットパック・アヴィエーションによれば、すでに東南アジアの匿名の軍事関係者が、JB-11モデルを2台(1台の価格は40万ドル=およそ4,400万円)購入したとのこと。
ジェットパックでの飛行はまったく安全なものであるとは言えない。ジェットパックパイロットのヴィンス・レフェット氏がドバイでのトレーニング飛行中に事故死したというニュースは「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。
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