スティーブン・スミットさんは、1.99ポンド(約304円)を支払い、チキンナゲット3個のみを出された時に「ショックを受け」「落胆した」という。その不満を食堂の女性スタッフに申し出たところ、女性スタッフはスミットさんを上層部に訴え、スミットさんは「不正行為」を犯したとして懲戒会議に召喚され、女性職員に対する「攻撃」を非難された。
スミットさんは懲戒会議で「彼女が私の不満を理解できなかったことは、私のせいではない。彼女は不満を認めるか、苦情を申し立てるべきだった。しかしその代わりに私たちは、私が誤って告発されるという状況にある。私が何らかの形で彼女を傷つけたからだ。私は自分の不満を表したのであって、意図的だったわけではない」と説明した。
その後、あらためて懲戒会議が開かれ、会議後にスミットさんは解雇された。スミットさんは決定を不服とし、会社を相手取り裁判を起こした。
裁判所はスミットさんの解雇を不当と認め、その結果、スミットさんに不当解雇に対して840ポンド(約12万8千円)、賠償金として3千333.6ポンド(約50万9千円)、不法解雇に対して1008ポンド(約15万3700円)が支払われることになった。
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