しかし、団員たちは検問所でタリバンに止められた。退避にはタリバン司令官の許可が必要だが、当時タリバンは寝ている司令官を起こすことはしなかった。結局、団員を乗せたバスは空港の敷地に入ることはできなかった。
これにより、脱出を予定していた女性団員やその家族、さらに音楽教師などがアフガニスタンに留まり続けることになった。
8月、タリバンは政府軍への攻勢を強め、アフガニスタン情勢は直近の数週間で急激に悪化した。
8月15日、タリバンは首都カブールに侵攻し、大統領府を制圧した。アフガニスタンのアシュラフ・ガニー大統領は「大量殺戮阻止」を目的に祖国を離れた。
タリバンの指導者は8月16日に戦争終結を宣言し、国家統治に関する形態を近く公表するとした。現時点でアフガニスタンでは全ての国境がタリバンの管理下に入っている。
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