子どもの郵便発送は、郵便サービスが発送品の最大重量を1.8キロから23キロに増量したことを受け可能となった。この他には郵便物の発送制限は実質的になかったため、米国人は心のまま自由に全国各地へ建築資材や食品、動物、子どもを発送することができた。
また、6歳のメイ・ピアストルフちゃんを両親は自宅から112キロ離れた他州の祖母に送り出した。上着に何枚もの切手が貼られた幼児は普通の小包と一緒に列車で送付された。
「子ども」郵便小包の最長距離は6歳のエドナ・ネフちゃんが記録した。フロリダ州で暮らす母親はこの子を小包として、幼児の父親が暮らす1000キロ先のバージニア州まで発送した。
1915年8月に米国の子ども郵便小包の時代は終わりを迎え、郵便列車では足の先から頭にまで切手を貼られた「生きた」郵便物を目にすることはなくなった。「子ども郵便」が存在したすべての期間を通じて誰一人ケガを負うことがなかったということに驚かされる。
通信社「スプートニク」は以前、郵便配達に関わる米オハイオ州の珍しい出来事を紹介している。いつも配達に訪れる郵便車両から賢いペット犬が飼う主のもとに送られたすべての郵便物をピックアップしている。
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