バレンシアガ 新ラインナップの1つが人種差別的だと非難を受ける

人気ファッションブランド「バレンシアガ」は、新ラインナップの1つが文化の盗用ではないかと非難を受けている。問題となっているのは、同ブランドがデザインしたスウェットパンツ「Tropme-L'oeil」。これは、ボクサーパンツの上にスウェットパンツを重ねたもので、90年代のヒップホップ文化で人気を博したスタイル。英デイリー・メールが報じた。
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この製品を見たTikTokユーザーのJosiah Hyacinthさんは、「これは人種差別だ。ひどい人種差別だよ。ズボンにボクサーパンツを縫い込んでいる」とネットに投稿している。
このスタイルは、専門家からも強く批判されている。カリフォルニア州立大学でアフリカ研究を行っているマルキータ・ガンメージ氏は、バレンシアガが人種的マイノリティを利用して収益を上げようとしていることを残念に思うと述べている。
同氏は、「このスタイルは、米国社会で黒人、特に黒人男性を凶悪犯として犯罪者に仕立て上げ、社会の脅威とするために使われてきた」と指摘している。
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