シンガポール政府はこの措置について、接種後の時間経過で免疫が低下すること、高齢者は重症化しやすいことを理由に挙げている。
一方で世界保健機関(WHO)からは、現在、大規模なブースター接種を実施する切迫した必要性はないとの考えが示されている。WHOは、ファイザー、モデルナなどの伝令RNAワクチンにしろ、アデノウイルスをベースにしたロシアの「スプートニクV」にしろ、あまりにも早い時期または頻繁に追加接種を行うと、心筋炎やギランバレー・バレー症候群を起こす恐れがあると指摘している。
現在、日本ではいわゆるワクチン接種後に感染する「ブレークスルー感染」が確認されている。
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