オーストラリア、フランスとの潜水艦建造契約を破棄

オーストラリアのモリソン首相は16日、フランスとの660億ドル(約7兆2147億円)に上る潜水艦建造に関する契約の破棄を発表した。
この記事をSputnikで読む
モリソン首相は、「地域の安全保障分野で加速する変化」は従来の潜水艦を今後数十年のオーストラリアの運用上のニーズにとって「無用なものにしている」と指摘した。
韓国 潜水艦から独自の弾道ミサイルを発射
一方、モリソン首相は、フランスはオーストラリアにとって太平洋地域における非常に重要なパートナーであり続けると指摘し、今回の決定が招く結果を両国が克服することへの期待を表明した。
オーストラリアは2016年、フランスの造船会社ナバル・グループと潜水艦12隻の建造契約を結んだ。これはオーストラリア史上最大の防衛契約となった。新たな潜水艦の建造は、400億ドルと見積もられた。
フランス外務省は、オーストラリアの決定に対して遺憾の意を表明し、オーストラリアと米国のパートナーシップを非難した。
オーストラリア、米国、英国は15日、安全保障および防衛分野における3カ国のパートナーシップ「AUKUS」の創設を発表した。3カ国は今後1年半にわたり、オーストラリアへの技術移転に取り組む。これは米国がこれまで英国とのみ共有してきた原子力潜水艦などに関する技術。
関連ニュース
コメント