第13放送の報道によれば、シュリラン氏は今週初めに死去していた。テレビでは、同氏が鼻に酸素のチューブを入れた状態でベッドに横たわり、コロナウイルスに感染したと語る動画が流された。
「この酸素を(鼻から)抜いて、3メートルほど歩こうとすると、気絶して倒れてしまう。息が続かない」シュリラン氏はこうした容態にあっても「必然性」(編集者中:ワクチンやマスク着用)に抵抗し続けるよう呼び掛けていた。
シュリラン氏の妹は第13放送からの取材に対し「私たち、家族全員がワクチンを接種しましたが、彼は打たないという選択をしました。何とか話し合いをもとうとしましたが、彼は、民主主義国家ではそれぞれが自分のやり方を選択することができるという自己の信条を堅く守っていました。そしてこれが彼の選んだやり方だったわけです」と語った。
妹はシュリラン氏の最後は思いつく限り最も恐ろしい死に方だったという。「たったひとりで、家族にも看取られずに。家族がちゃんといたのに、子どもにも母親にも兄弟にも会えないまま、たったひとりで。こんないい方は申し訳ないですが、犬のような野垂れ死にでした」
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