報道によると、イサアク・K容疑者(72)は1994年に発生したルワンダで発生したツチ族の大量殺戮に積極的に加担した疑いがかけられている。容疑者は1994年からフランスに暮らし、2002年にはフランス国籍を取得した。現在、容疑者は年金をもらいながら数学を教えているという。
容疑者の男はフランス北東部オーブ県トロワで当局によって身柄を拘束された。
ルワンダでは1994年、ジュベナール・ハビャリマナ大統領と隣国ブルンジのシプリアン・ンタリャミラ大統領が暗殺された。ルワンダ愛国戦線が同国を制圧するまでの約100日間、フツ系の政府とそれに同調する過激派はツチ族の市民とフツ穏健派を次々と殺害し、おそよ80万人が犠牲になった。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は2021年5月、ルワンダのジェノサイドにフランス政府が加担したことを初めて認めた。
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