AUKUSは6月のG7サミットで極秘に合意、フランスは除外=英紙

米国、英国、オーストラリア3ヵ国による国防・安全保障分野における新たなパートナーシップ「AUKUS」は英コンフォールで6月に開催された主要7カ国(G7)首脳会議で秘密裏に合意され、この交渉にフランスのエマニュエル・マクロン大統領は招待されていなかった。英紙サンデーテレグラフが報じた。
この記事をSputnikで読む
報道によると、中国、フランスとの関係悪化に繋がりかねないという警告があったにもかかわらず、英国のドミニク・ラーブ外相はこの交渉に参加したという。
AUKUSは6月に開催されたG7サミットの中で合意形成されていたが、その内容はフランス側に通達されていなかった。英国政府が管理する合意文書には「極秘」と但し書きがされているという。
豪との契約を巡る状況は仏と米国の関係危機を物語る=仏外相
オーストラリア、米国、英国は15日、安全保障および防衛分野における3カ国のパートナーシップ「AUKUS」の創設を発表した。3カ国は今後1年半にわたり、オーストラリアへの技術移転に取り組む。これは米国がこれまで英国とのみ共有してきた原子力潜水艦などに関する技術。
潜水艦製造契約破棄を巡り、フランス外務省は米国とオーストラリアに駐在する自国の大使を協議のため本国に召還した。フランス政府が米国とオーストラリアの大使を召還するのは史上初めて。
米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のエミリー・ホーン報道官は、フランス側が首都ワシントンから大使を召還し、数日の間で意見の相違調停を目指すと表明したことを受け、米国はフランス政府と緊密な連携を維持していると指摘した。
関連ニュース
コメント