新型コロナウイルス

新型コロナ自然起源の新たな証拠が見つかる

フランスのパスツール研究所とラオス国立大学の学者らは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が自然起源によるものだとする新たな証拠を発見した。学術雑誌ネイチャーのサイトにプレプリントが掲載された。
この記事をSputnikで読む
学者らは数ヶ月間にわたり、東南アジアの46種のコウモリ645匹を研究した。結果、ラオスの石灰岩の洞窟に生息するコウモリから、その受容体結合ドメイン(RBD、ヒト細胞への結合に必要な「スパイク」タンパク質の一部)が「武漢株」のドメインに近い3つのウイルスが検出された。
仏パスツール研究所とラオス国立大学の研究チームは、 #新型コロナウイルス の「武漢株」の自然発生に関する新たな証拠を発表した。英ネイチャーが報じている。南アジアに生息する #コウモリ から、この感染症の最初のウイルス株に強く類似したコロナウイルスが少なくとも3種発見されたという。 pic.twitter.com/TkInyLz4Wk
​学者らによると、これら3つのウイルス(BANAL-52、BANAL-103、BANAL-236)は、「今日知られているSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)の最も近い祖先」と呼ぶことができる。これらのウイルスが、新型コロナウイルスの出現に一役買った可能性があるという。
学者らは今回の研究について、新型コロナウイルスが自然起源によるものだとするさらなる証拠の一つになったと考えている。
関連ニュース
コメント