「ロシア人ハッカーら」が米国の農業組合を攻撃 コロニアル・パイプライン攻撃と同人物らか

ロシア人ハッカーとの関係が疑われている集団BlackMatterが、米アイオワ州の農協を攻撃し、およそ600万ドルを盗んだ。この集団について、専門家らの間では、先日、米石油大手の「コロニアル・パイプライン」から1100万ドルを奪ったDarkSideが再結成した可能性が取りざたされている。ワシントン・ポスト紙が報じている。
この記事をSputnikで読む
ワシントン・ポスト紙によると、ハッカーらは農業協同組合「New Cooperative 」の鶏、豚、牛数百万匹の飼育を管理するコンピューターシステムに侵入し、590万ドルを盗んだ。ハッカーらはさらに協同組合の支払いに関する書類、研究開発、土壌管理用ソフトウェアのコードなど、1テラバイトのデータ公開を脅迫した。
ハッカーを匿う国に責任追及のための国際的連合 米国が創設に取り組み
DarkSide の攻撃によって2021年最大の犠牲を被ったのは米国東海岸のパイプライン最大手の「コロニアルパイプライン」。同社の作業は6日間にわたって麻痺した。ワシントン・ポスト紙はBlackMatterについてサイバーセキュリティの匿名の専門家らの見解を引用し、DarkSide が再結成した集団である可能性があると報じている。
米連邦捜査局(FBI)は9月初めにハッカーらの攻撃の矛先が農業セクターに向けられ、営業妨害、金銭的損害、食料品のサプライチェーンの障害などが出ていると警告を発していた。
関連ニュース
コメント