エアバス開発中の「空のタクシー」 自動運転で時速120キロ

 エアバスは2025年までに認証取得予定である「空のタクシー」の試作品と部品を公開した。
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「NextGen」と命名された次世代「空のタクシー」の外見はコウモリに似ており、6基の縦型ジャックスタンドが両翼に短形レバーで固定されている。V型尾翼構造の一部として、胴体後方には上昇力を補完するローターが2基ある。
 
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同航空機の座席は4つ。運転席と客席3つだが、エアバスは完全な自動運転を想定して開発を行っている。空のタクシー、NextGenの一度の充電による最長飛行距離は時速120キロのスピードで80キロメートル。その後、リチウムイオン二次電池の完全充電が必要となる。エアバス社の空のタクシーはEVTOLなど他社に比べれば数値は突出したものはない。ただ1都市内の移動を専用に開発されているという。
 設計者によると、NextGenの着陸時の騒音は70デシベルで、これはほぼ一般の掃除機程度だという。エアバスは輸送サービスの提供は考えておらず、サービス業者への航空機販売のみを想定している。
スプートニク通信は以前、マレーシア「エア・アジア」社が今年末までに「空飛ぶタクシー」の運用を開始する予定であることを報じた。
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