台湾当局は同じく23日、日本など11カ国が参加する環太平洋パートナーシップ(TPP)協定への加入を申請したことを受けて記者会見を開き「長期的な経済発展の戦略」の意義を強調した。一方で中国が先に加入した場はリスクになるとの認識も示した。
TPP11協定は2018年12月30日に発効。当初2016年に署名されたが、当時の参加国は12か国(米、カナダ、豪、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、ベトナム、日本、メキシコ、チリ、ペルー)。アジア太平洋地域における自由貿易区域の創設も予定されていた。ところが2017年1月にトランプ米大統領(当時)がTPP離脱を表明。その後、残った11か国がTPP11を結成することで合意した。