トルコ大統領が国連改革を主張、「常任理事国を隅に追いやる」

トルコのタイイップ・エルドアン大統領は国連安全保障理事会の常任理事国5ヵ国(米・英・仏・露・中)を「隅に追いやる」ことで、その他加盟国の権利拡大を実現する上でのロードマップが存在すると発言した。
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これまでエルドアン大統領は「5ヶ国以上の世界」という原則を主張しており、現代社会の挑戦的課題に相応しい形で国連安保理を改革する必要性を一度ならず呼び掛けてきた。
国連総会に出席するため訪米中のエルドアン大統領はトルコ・メディアの取材に応じた中で次のように発言した。
私は国連で常にこのラディカルなアプローチについて話をしている。仮に5カ国を除く189カ国が果敢に行動するのであれば、我々はこの常任理事国5カ国を隅へ追いやることができる。そのためのロードマップは存在する。
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エルドアン大統領によると、常任理事国、及び非常任理事国は、「自分の望み通りに世界を管理するために集会しているに過ぎない」という。 また、非常任理事国10カ国は常任理事国から言われる通りに反応するだけの「お飾り」とコメントした。 
そのため、常任理事国に圧力をかける上でのアプローチが必要であると発言した。 
トルコは、この流れに向けて国際社会を後押ししてきたし、今も後押ししているし、呼びかけていく。 
先に国連の常任理事国入りを目指す日本、ドイツ、ブラジル、インドで構成されたG4諸国も国連安保理の改革を主張し、それぞれが新たに常任理事国として就任することに向けて互いを支援することで合意していた。また、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領も国連総会で演説を行った中で、組織の改革を呼び掛けていた。
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