中国人の元国連事務次長、核の先制不使用政策の放棄を呼びかける AUKUS結成で

国連経済社会局の国連事務次長だった沙祖康氏は、米国の行動を背景に、よりアグレッシブな姿勢をとるよう中国当局に呼びかけた。
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沙氏によると、中国は核の先制不使用政策を放棄し、米国が結成している新たな同盟に反撃を加える必要がある。同氏は、その同盟とは特に米豪英の「AUKUS(オーカス)」のことだと強調し、AUKUSは中国近隣のこれらの国々の軍事的プレゼンスの高まりを示していると指摘した。
沙氏はまた、少なくとも中国が米国と合意に達するまではどちらの側も先に核兵器を使用しないという1960年代からとられている中国の現政策は中国に「道徳的権威」を与えているが、もはや現実と一致していないとの見方を示した。
オーストラリアは15日、英国および米国と安全保障および防衛分野における3カ国のパートナーシップ「AUKUS」の創設と、仏造船企業ナバルグループとの560億ユーロ(約7兆2000億円)に上るバラクーダ級潜水艦12隻の建造に関する「世紀の契約」の破棄を発表した。
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