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空飛ぶマイクロチップが開発される

米ノースウェスタン大学の研究チームらは、いくつかの植物の種子のように空を飛ぶ、砂粒ほどの大きさのマイクロプロセッサを開発した。このマイクロプロセッサは、大気汚染の計算や、住民の監視、病気の追跡などに利用される見込み。開発がネイチャー誌に掲載された。
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この新たな空飛ぶマイクロチップには独自のエンジンは搭載されていないが、カエデの種子のように風に乗って飛ぶ。最終版プロトタイプでは、マダガスカルに分布するツル性植物コウシュンカズラの種子が参考にされたという。
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研究チームは、環境のさまざまなパラメータを測定したり、汚染や空気中の病原体をモニタリングしたり、住民を監視するための飛行装置の開発を目指した。その助けとなったのは、自然だった。研究者らは、種子の複雑な空気力学からインスピレーションを受け、開発のためにそれを「拝借した」という。
研究チームは、すでにセンサー、環境からエネルギーを収集する電源、メモリ、またスマートフォン、タブレット、PCにWi-Fiでデータを送信できるアンテナを搭載したマイクロチップのテストを実施した。
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