新型コロナウイルス

WHO、抗体カクテル「REGEN-COV」による治療を推奨

世界保健機関(WHO)のガイドライン開発グループは、新型コロナウイルス感染症の治療薬について、2つの患者グループに対して米製薬リジェネロン・ファーマシューティカルズ社が開発した抗体カクテル「REGEN-COV」の使用を推奨した。新型コロナの治療薬に関する更新されたガイドラインが、医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に掲載された。
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1つ目のグループは、軽症や中等症の患者で入院のリスクが最も高い人。2つ目のグループは、重症または重篤な患者でコロナウイルスに対する抗体ができない人。なお、治療薬について、他の患者に大きな効果は出ないと強調されている。 
WHOのガイドライン開発グループによると、このガイドラインはRECOVERY試験の結果に基づいている。抗体カクテル「REGEN-COV」は試験で、新型コロナの抗体ができない感染者の死亡者数を減らし、人工呼吸器の必要性も低下させたという。
「REGEN-COV」は、リジェネロン・ファーマシューティカルズが開発したカシリビマブとイムデビマブの2つのモノクローナル抗体を組み合わせた抗体カクテル。トランプ前米大統領が新型コロナウイルスに感染した際に投与され、当時トランプ氏は「スーパーマンのように感じた」ことを明らかにした
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