ロシアの研究者らは、基本的に現地で原油汚染を探索する新しい方法を開発した。これまで活用されていた研究所の赤外線分光分析装置で行われるサンプリングによる高額で難解な作業の代わりに、研究者らは、土壌の電気抵抗値により、直接現地で原油汚染のレベルと限度を測定することを提案している。
現在、研究者らは、測定計器の携帯用複合機を開発しており、これにより土壌汚染の効率的なモニタリングが可能となる。作業においてこの複合機は、土壌の電気抵抗の測定という新しい方式を採用する。こうした器機は環境汚染の検出のため監督機関に提供されることになる。また、器機の開発は、石油製品による土壌汚染克服の際に産業企業をサポートする。
原油汚染は陸地だけでなく海洋でも生じている。通信社「スプートニク」は以前、ニューヨークに匹敵する規模の大量の原油流出について報じている。この被害は地中海のキプロス島沿岸で発生した。
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