電子製品の部材生産にさらなる難題を突き付けたのは中国当局のとった電力消費の縮小の決定。ガス、石炭の価格引き上げのほかに産業部門での消費電力の制限がかけられたためにエレクトロニクス業界は苦境に立たされている。
まず難題に直面したのがAppleとテスラのサプライヤー。数日間、組み立てラインの停止を余儀なくされた企業も出て、生産チェーン全体が完成品の限定された備蓄に頼らざるを得なくなった。
アナリストらは、電力カットは電子産業の別のメーカーにも影響を及ぼしうるとして、ただでさえ難しい状況に直面しているマイクロチップやプロセッサーの国際市場に影響するとの見方を示している。
先日、テスラ社のイーロン・マスクCEOはこの状況について、半導体不足は来年2022年には解消されるという見解を表している。
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