デンマーク人アーティストのイエンス・ハアニング氏はデンマークのアアボルグ市の現代美術館が新たに作品を制作するために自分に支払った8万4000ドルを着服し、その行為を芸術作品と命名して逃走した。
金を受け取って、数か月後、ハアニング氏はアアボルグ市の美術館宛てに何も絵の入っていない2つの額の入った小包を送った。額には『金を取って、逃げろ』と書かれていた。
美術館はハアニング氏に対し、展覧会が閉幕する1月までに支払いを返却するよう求めており、返却されない場合は美術館の幹部は警察に訴えることを明らかにしている。これに対してハアニング氏は、自分は契約の条件は完全に満たしており、作品も提出したとして支払いの返却を拒否している。同氏はDRテレビからの取材に「芸術作品とは自分が相手の金を取ったことにある」と語っている。
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