今も昔もNATOの敵国にあらず 中国がアジア太平洋地域でのNATO拡張を停止を呼びかけ

中国の王毅外交部長はNATOのイェンス・ストルテンベルグ事務局長と電話会談を実施し、その中でNATOにアジア太平洋地域での拡張を止め、同地域で新たな軍事同盟を形成せず、欧州、北米に同盟の注意を集中するよう呼びかけた。サウスチャイナモーニングポスト紙が報じた。
この記事をSputnikで読む
中国、米国との同盟に加盟しないよう韓国を説得へ
王氏は「NATOは当初の地理的立場を維持すべきだ」と述べた
これに対してストルテンベルグ事務局長は、NATO内には中国の 「核兵器の拡大と軍事的刷新における透明性の欠如」 を憂慮する声があると強調した。ストルテンベルグ氏は、NATOとしては中国を敵対国とはみなしていないものの、 自国の国際的な義務を果たし、対話に積極的に参加し、 信用および自国の核ポテンシャルに対しての透明性の強化措置に協 力するよう呼びかけた。
デイリーメール紙によれば、これより前、中国の沙祖康国連常駐代 表はアジア太平洋地域でのAUKUSをはじめとする新たな同盟に先制攻撃を仕掛けるために核兵器の使用を準備するよう中国に呼び 掛けた。
関連ニュース
コメント