火星基地を建設する場合、現地で直接食料の一部を十分栽培することができる。一般的に、火星の土壌は農業に適しているとされるが、植物に必要な窒素含有分子など、いくつかの重要な栄養素が不足している。
自らの考えを確認するため、研究者らは火星のレゴリスに似た土壌を人工的に作り、そこでクローバーの栽培を試みた。1つの植木鉢では研究者らはウマゴヤシの根粒菌を根に植え付け、別の鉢には植え付けなかった。
結果は明らかだった。バクテリアの付着したクローバーは、バクテリアのないクローバーよりもはるかに成長し、その根系は75パーセントも強く成長した。
つまり、バクテリアとの共生により将来的に人間が火星で農作業ができるようになる可能性がある。
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