著者は、コロナウイルスのパンデミックが人類にとって大きな危機となり、その影響が穀物からコンピュータ・チップに至るまで大半の商品の供給問題に出ていると指摘している。
ウィンフリー氏は資源の争奪戦が起きている事実にも注目している。中国が割当量を超える石炭の供給を命じたために欧州ではガスや電気の価格が記録的に上昇した。そのためにオランダにある欧州最大の温室ネットワークは閉鎖。食品の供給に影響が出る恐れがある。このほか、世界の小麦の貯蔵量は減少している一方で、穀物生産量の見通しは悪化の一途をたどっている。
ウィンフリー氏は帰結として、昨冬はパンデミックの影響で非常に困難だったが、今年も状況は改善されないと指摘している。
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