インドのスタートアップ 週3日勤務とテレワークで技術スタッフ募集 深刻な人材獲得競争が裏に

インドのフィンテック・スタートアップ企業が新たなテクニカルスタッフの募集要項に週3日勤務と希望であればテレワークが可能という条件を出した。ブルームバーグによれば、こうした譲歩が行われる背景には有能な人材不足と、魅力的な条件を提示してそうしたスタッフを引き抜こうとするインド企業の思惑がある。
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インドでキャッシュバック他様々なボーナス付きの銀行カードと発行するスタートアップ企業「 Slice」は新採用のテクニカルスタッフ向けに週3日勤務と希望であればテレワークを許可するという「Code In 3」プログラムを稼働させた。このプログラムで採用されるスタッフは毎日の定例会議に出席しなくてもよい。iOSやAndroidの開発者、プログラマー、デザイナー、プロダクトマネージャーなどの職種が対象となっている。
週勤務3日でもらえる給与は現在の市場レートの80%。増えた分の余暇は独自のプロジェクトに充てたり、仕事以外の関心事に費やすことができる。
ブルームバーグはインドの企業がこうした措置を取らざるをえない理由は有能な人材の不足にあるとの見方を示している。インド企業はどうしても米国の大企業と有能な人材の引き抜き競争を強いられてしまうため、他にも 休暇の延長、育児休暇のとりかたについてジェンダーの差別を設けないなどの工夫をしている企業もある。
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