このデバイスの大きさは、マッチ箱ほど。この装置が脳に埋め込まれると、電気刺激によって脳にアプローチされる。この電気信号は、患者が必要とするときにだけ使用できるという。
サラさんは脳に装置を埋め込み、電源をいれてみたところ、人生が良い方向に変わり、しばらくすると自殺願望がなくなったという。装置挿入から1年が経過したが、副作用は起きていない。
この装置の開発を行ったキャサリン・スカンゴス博士は、この技術が患者の脳内の「うつ病の連鎖」に影響を与えていると述べており、今後の研究では、より多くの患者を対象に、この装置の効果を検証するつもりだという。この検証が成功すれば、うつ病だけでなく、他の精神疾患の治療にも利用できる可能性がある。
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