この中国人元刑事は匿名を条件にCNNからの取材に応じており、ジャンという名前を名乗っている。ジャン氏は、ウイグル人の共同体をライフルで武装した数百人の警察官が一軒一軒訪ね歩いては、家から人々を引きずり出し、手錠をかけ、抵抗すれば銃殺すると脅していたと語っている。
Chinese detective in exile reveals extent of torture by Peking's "psychopaths" against Uyghurs in East Turkestan https://t.co/4ElBnZZt3X
ジャン氏の話では男性、女性、14歳以上の児童が捕らえられ、その全員が取り調べ中に殴られたという。拘束されたウイグル人らは専用の椅子に鎖でつなぐ、天井から吊るす、性的暴行、電気椅子、ウォーターボーディング(水責め)などの拷問を受けた。
拘束者はテロに関与した罪に問われていたが、ジャン氏自身は、自分が拘束に関わった数百人の囚人のうち、罪を犯した者は「一人もいない」と考えている。
ジャン氏は、留置場での拷問は容疑者が罪を認めるまで続けられ、容疑者は自白の後は刑務所などの別の施設に移されたと語っている。
ジャン氏自身も取り調べでは特に残虐な行為を避ける必要から「悪い警官」を演じざるをえない場面があったと認めている。「(拷問を)職務とみなす者もあれば、単なるサイコパスもいる」
関連ニュース