欧州5ヶ国、エネルギー価格上昇を受けガス市場の調査を提案

スペイン、フランス、チェコ、ギリシャ、ルーマニアの5ヶ国の経済および財務相は共同声明を発表し、ここ数ヶ月のエネルギー価格上昇に関し、欧州のガス市場の機能を調査するよう提案した。
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欧州各国は、ガス電気の価格上昇が、家庭や企業に大きな負担をかけていることに関し、多くの提案をしている。特に、価格高騰への迅速な対応には、欧州レベルでの共通のアプローチが必要だとしている。
フランス経済省のウェブサイトに掲載された共同声明では、このように指摘されている。
ガスに関して、現在のガス契約が不十分であった理由を理解するために、欧州のガス市場の機能を調査するべきだ。また、価格上昇の緩和に向け、ガス貯蔵量にまつわるガイドラインを作成する必要がある。さらに、交渉力を高めるため、ガスの購入をより適切に調整するべきだ。
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そのほか、電気代と電力生産の平均コストの関係を改善するために、EUの電力市場を改革することが提案されている。各国はまた、エネルギー供給の多様化に投資し、欧州のガス輸出国への依存を可能な限り迅速に減らすことにより、エネルギー自立の達成に焦点を当てる必要性を強調した。
最後に、各国はより予測可能な石炭価格を保証し、過度の価格変動を避ける必要があるとしている。
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