カリフォルニア沖原油流出 ダイバーがパイプラインの損傷部分を発見=米国沿岸警備隊

米カリフォルニア州沖で石油パイプラインが故障した事故で、ダイバーがパイプラインの損傷した可能性のある部分を特定した。なお、新たな原油の流出は見つかっていないという。米国沿岸警備隊(USCG)の報道官が6日の記者会見で発表した。
この記事をSputnikで読む
USCGのレベッカ・オー報道官は、会見で「ダイバーの証言と遠隔操作型無人潜水機(ROV)の捜査により、全長17.7マイル(285キロ)のパイプラインのうち4000フィート(約1.2キロ)の部分が約150フィート(33メートル)離れ、パイプラインと平行に約13インチ(約33センチ)破裂していたことを確認している」と報告した。
マルチメディア
カリフォルニア沖の原油流出 黒く染まる水と砂
同氏によると、原油が流出したのはおそらくこの地域とされるが、「現在、原油は流出していない」という。
事故の捜査は続いている。オー氏によると、パイプラインが損傷した区域に船舶が置かれていたとされる証拠や、そのアンカーがパイプラインを損傷させた可能性は今のところないという。
最新の情報によると、流出地域では2万リットル以上の石油が回収され、海岸線の約1.6キロが洗浄されたが、事故現場で原油の回収作業は続けられるという。
関連ニュース
コメント