犬の言語学習能力は貴重な贈り物と考えられている。普通の犬がいくつかの合図と物を覚える場合、才能ある犬でも語彙は最大で数百かそれ以上となる。
新しい研究では、シャニ・ドロール氏が指導する研究者らは、こうした動物は生まれて1年の赤ん坊のような早さで言葉を覚えることができることを解明した。実験では6匹の犬が対象となり、それらすべてがもっとも賢いとされるボーダー・コリー犬だった。
研究者らは6個の新しい玩具の入った箱を各飼い主に送り、通常の方法でそれらの名前を飼い犬に教え込むために6日間を用意した。その結果、すべての犬が合図に応じて最低でも6回中5回、求められた玩具を持ってくることができた。
その後、長く記憶できるかを確認するため、実験の実施者らは玩具を隠しておいた。6匹のうち5匹の犬たちは1ヶ月後も玩具の名前をすべて記憶しており、4匹は2ヶ月後も同じ結果を示した。
この実験は、どのように動物が言葉を理解し、学習能力の限度はどこかを理解する上で役立つことになる。
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