ノーベル文学賞 植民地の痕跡と貧困を描き出したザンジバル出身作家に決定

スウェーデン・アカデミー・ノーベル賞委員会は、2021年のノーベル文学賞を英国在住のタンザニア人作家アブドゥルラザク・グルナ氏に授与すると発表した。授与の理由として委員会は「植民地支配の結果と亡命者の運命に肉迫し、妥協を許さず、共に苦しむ姿勢」に対して贈られると説明している。
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同委員会によるノーベル文学賞の決定は賞の公式サイトの生中継を通して公表された。
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The 2021 #NobelPrize in Literature is awarded to the novelist Abdulrazak Gurnah “for his uncompromising and compassionate penetration of the effects of colonialism and the fate of the refugee in the gulf between cultures and continents.” pic.twitter.com/zw2LBQSJ4j
​2020年のノーベル文学賞は米国出身の詩人ルイーズ・グリュック氏が受賞。ノーベル賞委員会は、グリュック氏の受賞理由として「厳粛な美しさで個人の存在を普遍的とした正確な詩的表現に対して」贈られると説明している。
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