新型コロナウイルス

国連事務総長 コロナウイルス拡大と経済危機の助長の主な原因を挙げる

国連のアントニオ・グテレス事務総長はワクチンの配分の不平等がコロナウイルスの新たな株を活発に拡大させ、経済問題を長引かせると指摘し、問題の可能な解決法を提案した。
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グテレス事務総長は「ワクチンに関連した不平等がCOVID-19のパンデミックをさらに助長し、後押ししている。この不公平が新たな株の誕生と迅速な拡大を許してしまい、これによって何百万もの命が失われ、何兆ドルにも及びかねない経済の閉鎖がさらに続いてしまっている」と語った
国連事務総長は、ワクチンに耐性を持つ新しい株が出現し、コロナウイルスに対するワクチン接種のための国際社会の努力が水の泡となるような最悪のシナリオは避けなければならないと訴えている。
「現在のワクチン生産量は毎月およそ15億本。もしワクチンの公平な配分の確保に約80億ドルを動員することができれば、年末までに全世界の40%の人口を網羅することができる」
グテレス事務総長は状況改善のための一つの方策として、誰もが技術にアクセスできるよう、医薬品メーカーの特許に対する制限の解除を挙げ、こうした措置はパンデミックなどの緊急時に2〜3年に期間を限定して行うことができると指摘した。
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