SNSでベゾス氏はバロンズ紙の記事について言及したが、この記事は1999年5月に「Amazon.bomb」の表題で発表されている。この記事はAmazonの崩壊について予想していた。
同氏はそこで、「耳を傾けてください、そしてオープンでいてください、しかし、あなたが何者か、あなたに話すことを誰にも許さないで下さい。これはたくさんある中のたった1つのストーリーでしかなく、それらにより私たちが失敗したかもしれないあらゆる可能性について物語っています。今日、Amazonは、2つのまったく異なる産業で改革を行い、世界でもっとも成功した企業の1つとなっています」とコメントした。
Listen and be open, but don’t let anybody tell you who you are. This was just one of the many stories telling us all the ways we were going to fail. Today, Amazon is one of the world’s most successful companies and has revolutionized two entirely different industries. pic.twitter.com/MgMsQHwqZl
これに対し、イーロン・マスク氏は、2位の銀メダルの絵文字を送り、簡潔なメッセージで応じた。
9月末、テスラ社株の高騰を背景に、マスク氏の資産は2000億ドル(約22兆6300億円)を上回った。また、宇宙開発企業SpaceX社の評価額は、既存の投資家らが株の売却を表明したことから、1000億ドル超(約11兆3000億円)となった。その結果、このことは世界でもっとも裕福な人物でマスク氏の順位を上げることにはなったが、同氏とランキング2位のベゾフ氏との隔たりを広げることとなった。現在、テスラ社創設者の個人資産は2220億ドル(約25兆1000億円)と試算され、一方、Amazon創設者の資産は1910億ドル(約21兆5900億円)と見積もられている。