池袋暴走事故 元院長が過失認め、東京拘置所へ収容

おととし東京都豊島区池袋でおきた車暴走事故で、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)罪で禁錮5年が確定した旧通産省幹部の飯塚幸三元被告(90)は12日、関係者を通じてコメントを発表し、事故が自分の過失によるものだったと初めて認めた。同日午後、東京地検に出頭し、その後東京拘置所に収容された。時事通信が報じた。
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飯塚元被告は公判では無罪を主張していたが、12日に発表したコメントでは「証拠や判決文を読み、暴走は私の勘違いによる過失でブレーキとアクセルを間違えた結果だった」と、初めて過失を認めた
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その上で、遺族や被害者に対し「深くおわび申し上げる。私の過失を反省するため刑に服してまいりたい」とした。
飯塚元被告は今後、健康状態などを確認した後、収監先となる刑務所が決定する見通し。
一方、事故で妻の真菜さん(当時31)と娘の莉子ちゃん(当時3)のを失った松永拓也さん(35)もコメントを発表し、「収監されても世の中から交通事故がなくなるわけではない。未来の命が守られることを心から願っている」と訴えた。
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