映画ではボンドの血管に追跡用チップが埋め込まれることで、英国秘密情報部(MI6)はボンドの位置情報やバイタルサインを常時確認することができる仕組みになっている。
スマートウォッチやウェアラブルデバイスを装着し、バイタルサインをモニターしている人は多いものの、これらの機器の通信範囲はわずか数メートルで、データ送信も近くにある携帯電話などの受信機器に限定される。
専門家らは、地球上のどこにいようとも、その人間の位置追跡を行うことのできる技術が存在するのであれば、敵の情報機関は機密情報にアクセスし、ボンドの位置座標を変更して偽のデータを本部に送信することができるはずだと指摘している。
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