ところがベルギーの高等裁判所はこれに対して、ローマ教皇庁の持つ「免責特権」などが障害となり、訴状を審理する司法管轄を有していないとして、集団訴訟の訴状を退けた。欧州人権裁判所は、ベルギーの司法がローマ教皇庁に対する裁判の司法管轄を拒否したことについて、国際法の原則を退けたことにはならないという見方を示している。関連ニュース