新型コロナウイルス

日本厚労省 10~20代男性にファイザー社製ワクチンを推奨へ

モデルナ社製新型コロナウイルスワクチンについて、日本の厚生労働省は、接種後の若い男性がまれに心筋炎や心膜炎などの副反応を起こすリスクがあるとして、10代と20代の男性に対しファイザー社製ワクチンの接種を検討するよう推奨する方向で調整に入った。13日、NHKが報じた。
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厚生労働省によると、日本国内では先月12日までに、モデルナ社製ワクチンを接種した20代男性で100万人当たり17.1件、10代男性で21.6件の心筋炎などが報告されており、いずれもファイザー(20代で100万人当たり4件、10代で19.7件)を上回っているという。
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モデルナ製ワクチン 2回目接種から6カ月間の有効性93%=モデルナ
同省は「頻度としてはごくまれに心筋炎あるいは心膜炎になったという報告がされているが、軽症の場合が多く、接種によるメリットのほうがはるかに大きい」としているものの、念のため10代と20代の男性には、リスクを説明したうえで、ファイザーのワクチンの接種を検討するよう推奨する方針。
また、1回目にモデルナ社製ワクチンの接種を受けた場合も、2回目はファイザー社製へ切り替えることを推奨する。
日本国外では、フィンランドが30歳未満の男性へのモデルナ社製ワクチンの接種を中断したほか、スウェーデンも30歳以下への接種を中断しファイザー社製へ切り替えると発表した。
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