中国贔屓疑惑のIMF専務理事、バイデン氏は信頼を維持=ホワイトハウス

国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエワ専務理事が世界銀行の最高経営責任者(CEO)を務めていた時期に、各国のビジネス環境に関するデータを中国の有利になるよう部下に操作させた疑惑が取りざたされる中、ジョー・バイデン大統領はIMF、及び世界銀行に対する信頼を維持する姿勢を示した。ホワイトハウスのジェン・サキ報道官が表明した。
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ゲオルギエワ専務理事は年次報告書「ビジネス環境の現状」(2018年度版)のデータを中国の有利になるよう操作させた疑惑が持たれている。この点についてサキ報道官は13日のブリーフィングで記者からの質問を受けた中で、 次のように発言した。
私が知る限り、財務省はこの発表について懸念を表明していた。しかし、その他の点において大統領は信頼を維持している。
バイデン氏の経済政策で利を得るのは中国=トランプ氏
渦中にあるのはIMFのゲオルギエワ専務理事で、世界銀行のCEO時代に中国のビジネス環境に関するデータを引き上げるよう部下に要求したと報じられている。世界銀行は独立機関であるにも関わらず、サウジアラビアやアゼルバイジャン、アラブ首長国連邦のデータ設定にも圧力をかけたとされている。
ゲオルギエワ専務理事は一連の疑惑を退けている。この点についてIMFの理事会は内部調査の結果を踏まえ、専務理事に対する信頼を表明していた。
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