チュクチ自治管区でもっとも若いマンモスの骨を発見 

ロシア科学アカデミー・極東軍管区北東統合科学研究所(マガダン州)の研究者らがマンモスの骨を発見した。このマンモスは1万2000年以上前に棲息していたと見られる。同機関のサイトで発表された。
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遺骸はチャウン低地でのフィールドワークの際に、プチェベーエム川の初期冠水地域の段丘の堆積物中で発見された。この場所では、牙が生えている下顎のない若いケナガマンモスの頭蓋骨が発見されている。牙は最近、頭蓋骨から分離し、その周辺50センチのところに位置していた。
これまで、最後の群れは4000年から9000年前にウランゲリ島に生息し、また、チュクチ自治管区とヤクーツクには1万2300年前に生息していたと考えられていたが、この場合、すでに9000年前にはマンモスは存在していなかったと、遠征隊責任者のセルゲイ・バルタニャン氏は指摘した。
同氏は、「これはチュクチ自治管区とヤクーツクで発見されたもっとも若いマンモスといえる。さらにこの発見の貴重な点は、私たちがほぼ完全な状態で保存されていた頭蓋骨と牙を見つけたということであり、こうしたケースは非常に稀でしかない」とコメントした
また、同研究者は、現在、遺骸の詳細な分析が行われていると述べた。
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